小学時代



ノフィァ。manoyoshiです。


このサイトでテキストを書くのは初になるので、ぶっちゃけネタに困るのですが、

とりあえず、初っ端からバカ話をさせて頂きます。

お題はタイトル通り「小学校時代のバカ話」です。

もうほとんど10年も前のことなので、記憶にほとんど残っておりませんが、

微かに覚えているネタをここで放出したいと思います。




CASE1:消しゴム泥棒事件

【2008/4/29更新】

ぶっちゃけ言いますと、小学校時代の私はひどいバカでした。

今思い出しても恥をかいた思い出しか残っておらず、

誉められた記憶に至っては、全く残っておりません。


人間の持ついい思い出は、思い出全体の60%を占めると言われております。

しかし私が「小学時代」というお題で語り出すと、

小2なのにお漏らしした思い出とか、

授業中、先生に怒鳴り声で何度も名前を呼ばれたのですが、

その声が今でも耳に残ってることとか、

九九を覚えたのは結局クラスで最後で、その度にテストの前につく「再」の字が増え、

結局「再」が15個ほどついて、やっと合格したこととか、

ホントにもう、そんな話しかできないんです。


まあ、それでも誉められたことは何度かあるらしく、

賞状を何枚か頂いたようで、それを未だに保管しております。

(この辺、未だにバカさが残っている証拠でもありますが)


で、そんな中でも自分のバカさを実感したのが、消しゴム泥棒事件です。

小学3年生になった頃、クラスで消しゴムが盗まれる事件が発生しました。

盗まれた総数、およそ30個。

ほとんどクラス全員分の消しゴムが盗まれました。


・・・で、この事件で私がどんなバカをやったのかといいますと、

ぶっちゃけ私が盗んでました。ごめんなさい。


今思い出しても理由はよくわからないのですが、

たしか、消しゴムの消耗が無駄に激しかったというのが理由だった気がします。


ちなみにこれ(消しゴムの消耗)に関してですが、 なぜそこまで消耗が激しかったのかというと、
例えば消しゴムに穴を開けたり、ノートに落書きをしたのでそれを消したり、
ほとんどそういったことに消しゴムを乱用していたので、 消しゴムがボロボロになったり汚れたりして、すぐに捨てなければならない状態になったわけです。

あと、なぜ親に買ってもらうという発想ができなかったのか、それも謎です。

そしてなぜこれほどの数を盗んだのかも全く覚えておりません。

ただ間違いなく覚えてるのは、

おもちゃ入れだった引き出しに、消しゴム専用の段があったこと、

その中身がどんどん増えていったこと、

当時珍しかった香りつき消しゴムもあったことです。


まあ、そんな異常な消しゴムの量に親が気付かないわけもありません。

ただ、そこは適当な言い訳で回避したような気がします。

記憶が曖昧なのですが、たしか「落ちてたのを拾った」とか言ったような気がします。


そしてここからがバカ話です。

そんなことを繰り返しながらも、友達がそこそこいた私。

ある日、友達を家に招き寄せ、スーファミ等をして遊んでおりました。


この友達はK君。

勉強も運動もダメダメ、行動も意味不明という、クラスに一人はいた子です。


で、この子がアレを発見してしまうわけです。

当然、多少頭が弱い子とはいえ、疑問を持ちます。

小学生で単純なので、質問せずにはいられません。


さあ、ここで幼きmanoyoshi少年、どう答えればいいのかわかりません。

正直、誰かにバレるとは思っていなかったのです。

隠し場所が隠し場所なだけに見つかりやすく、それなのにバレないと思ってた、小学生の私。
ここからもバカさ加減が伺えると思います。

そこでmanoyoshi少年が出した結論は、






manoyoshi「ああ、それ・・・」

manoyoshi「誰にも言うなや?」

manoyoshi「実はみんなのやつ盗ってきて集めたんやって」






暴露してしまいました。

今思い出してもホントバカでした。

友達が消しゴム泥棒だったと知り、「誰にも言うな」と言われ、

気にせず、誰にも言わず、普通に生活する小学生。いるはずありません。

いくらK君とはいえ、幾分かの常識は持ち合わせておりますので、

それがいけないことだと知っていたはずです。

当然、担任に言います。


あとはお約束で、

事実を知った担任(女性でした)が半泣きになるわ、

親は親で反抗期のように私と口を利かなくなるわ、

私はというと、取調べっぽいことをされるわ、

罵声の中、みんなの前で謝らされるわ、

子供心にもあの後しばらく、世の中が地獄に見えました。


・・・まあ、ぶっちゃけ言うとあそこでK君に言わなかったら、

泥棒癖が本格的に癖になり、後戻りができなくなり、

一生刑務所生活を送る羽目になっていたかもしれないわけです。

要するに、小学3年生のあの時、私は少しだけまともになったのですから、

K君のことはあまり憎んではおりません。

むしろ感謝しているくらいです。

だからこの場を借りてK君に感謝の意を表したいと思います。




K君へ。

自分のバカさ加減に気付かせてくれてありがとう。

あ、あと、ネタ提供してくれてありがとう。




CASE2:キツネと呼ばないで

【2008/5/5更新】

先日の更新で紹介した、とんでもない頭の悪さと運動神経を誇るK君。

小学時代の、予想通りというか何というか、虐められてました。

私も友達にするようなことじゃないことを何度かしてきましたが、

それでもを友達と思ってましたので、

K君を虐めてくる人が許せなかったんです。


・・・で、このK君をよく虐めていたのが、

先生に叱られると、よく口を尖らせており、

その姿がキツネに似ていたので、ついたあだ名がキツネ。


このキツネ、見た目はただ少し意地悪そうな顔をしているだけなのですが、

性格と趣味が尋常ではありませんでした・・・


まず、趣味を一言で言うなら、ただの軍隊オタク。

私も当時小学生にしてガンダムのゲームをしていたので、人のことは言えませんが、

彼の場合、オタク独特の雰囲気を既に醸し出しており、話が実に特徴的で、


まず一つ目の特徴が、必死で軍隊の話題に持っていかせようとすること。

そして二つ目の特徴が、軍隊の話題になると、絶対にそこから離れないこと。


あの頃は「あいつ軍隊のことしか頭にないんじゃない?」と思っていましたが、

今考えてみると、オタクの雰囲気満点な奴でして・・・


ある日そのキツネと一緒に登校することになりまして、

バイオハザードについて熱く語るキツネに向かって、

ただただ相槌をうつだけの私。

無論「バイオハザード」がグロいゲームということしか知りません。


そこからどこがどうなって話題が変わったのか、覚えてませんが、

突然キツネが、変なことを言い出したんですよ。




キツネ「俺さぁ、ペットでヒル飼ってるんやって」




・・・えっ?


ヒルのことを知らない方のために説明させて頂きます。

ヒルというのは、田んぼや小川・・・というより汚川に生息している生き物で、

全身ヌメヌメのナマコみたいな生き物なのですが、特徴的なのは、

大型動物の皮膚に吸い付き、血を吸うという習性を持つ、

水生吸血鬼みたいな生き物のことです。



(参照:ウィキペディア)


こんな生き物をペットにしてるキツネ君。私は心底ビビりました。


私、明らかに引き気味で「凄いね・・・」と言いました。

確かに引き気味で言いました。

しかし彼、「ちょっと家に見においで」と言ってきます。


その頃の私、小学生で好奇心旺盛でしたし、色んな動物に興味を持っていましたが、

流石に害虫みたいな生き物にまでは興味を持つはずもなく、

遠慮したにも関わらず、結局キツネの家まで連行されまして、

そして、あろうことかこのヌメヌメ吸血鬼を触らせられまして、

それでも「可愛いやろ?」と涎を垂らしそうな勢いで私を見てくるキツネに、

本気で怖くなって、その日は異常に疲れて帰った記憶が・・・


しかし私とK君、ただやられっ放しではありません。

私、当時から釣りが趣味で、釣り用の魚図鑑を持っていたのですが、

その図鑑の中に「キツネメバル」という魚を見つけたときは、

狂喜乱舞し、早速K君にも報告。

翌日、キツネに「何ニヤニヤ笑ってるんや?」と何度も聞かれましたが、

「いや、何も」と二人で答えるという、

およそ小学生のやることとは思えない嫌がらせを、平気でしておりました。


しかしこのキツネ、趣味だけでなく、遂に行動にも異常がかかり始めまして・・・


小学3年生のその日は、一学期に一度の大掃除の日。

「めんどくせー」と言いつつもグダグダと雑巾で床を拭いたりしていると、

またしてもキツネK君が喧嘩を始めました。

いつものことなので、私や他のクラスメートは「またかよ」的雰囲気で無視。

するとそこへ担任がやってきて、一部始終をクラスメートから聞いた担任、

いつもは「どっちも悪い」という、今にして思えば曖昧な結論になっていたのですが、

どうやらその時ばかりはキツネだけを叱り始めました。


んで、その時私は雑巾を洗う水の入っているバケツを見て、

いつもはこんなことは絶対しない、というか普段は掃除なんてサボってるのですが、

バケツの中の水が濁っているのを見て、ふと思いつきで、

バケツの水を汲み替えに行くという行動をしたんです。

私、その頃普段はこんなこと絶対しないんですけど、

とりあえず「暇だしやるかぁ」的な気分で。


そしておよそ1分後、教室に戻ってくると、異様な空気が。


教室前から異様な静けさ・・・何だこの空気は?

あれ?何この空気・・・なんでこんなに冷たいんだ?

例えるなら、誰かが今そこで胃液を大放出したような雰囲気。

誰も何も言わないし、普段は雑巾を投げ合うような悪餓鬼も、みんな黙々と働いてる。


何だ?一体何があった?と思いつつ教室に入りますと、


担任の先生(女性)が机に伏せて泣いてました。


・・・え?何?

私が雑巾用の水替えに行ったのがそんなに感動したの?


流石にバカだった私も唖然としてましたが、

ふと見ると、廊下と教室の間を隔てる窓ガラスが割れてまして、

キツネが教室にいない・・・


この後は話を聞いただけなので、詳しくは知りません。


どうやらキツネ、担任に説教されたことに逆ギレして、

K君を殴ろうとしたんですね。当然、グーで。


二人の間にガラスがあることを知りながら。


当然キツネは腕やら手の甲やらを切り、

出血もしているので保健室行き決定。

K君およそK君とは思えない反射神経を駆使し、

いち早く気配を察知!

キツネの拳がガラスを打ち破る前にその場に伏せ、無傷。


結局、殴った側が泣きを見て、殴られた側は無傷という結果に落ち着いたものの、

そんな二人の・・・というよりキツネの行動を見ていた担任、大号泣!

そこへ私が登場した・・・というわけです。


まあ、キツネの気持ちもわからないこともないです。

普段バカにしてる相手が「ざまあみろ」的な顔で歩いてるのを見たら、

誰だって挑発と知りながらも乗ってしまう。


しかし窓ガラスを殴るのは無いんじゃないかな?


私、当時はホントにバカでしたけど、流石にそこまではしませんでしたよ?


私やK君の他にも、どうしようもない子がクラスにいまして、

女子の前でいきなりアソコを出したりする男子だったんですが、

そんな伝説、打ち立てたことありませんでした。

小学5年くらいで特別学級行きを言い渡された子なんですけどね・・・


しかしキツネ君、そんな伝説をいとも簡単に達成。


「こいつは将来、大物になるな」(色んな意味で)と思ってましたが、

小学3年にして窓ガラスを割ってまで人を殴ろうとする根性、本気で参りました。


だって、当時小学3年生にして握力が人間離れしており、

身長も体重も中学生並で、

保育園時代、ハサミで手を切り、流血しても泣かなかったという伝説を持つ、

通称いっちゃんという、愛称だけ可愛らしい筋肉マンがいたんですけど、

このいっちゃんでさえビビってましたからね。キツネが怖くて。


ちなみにこの事件が切欠で、今まで散々積もり積もっていたんでしょうね。

担任はこの小学校に来て2年目、いきなり他校に転任しました。


そして最近、このキツネの最新情報を入手しました。


このキツネ君、私と同じ自動車学校に通って免許を取得したんです。

で、私が「車に傷つけた」とかで嘆きながら運転してる中、


キツネ車の助手席側のドアを破壊して帰宅したとのこと。

(「破壊」って文字通り、帰宅した時には助手席側のドアが無かったそうです。)


いや・・・ねえ?

正直、最初聞いたときは信じられなかったです。

だってドアを破壊って・・・

しかも「運転席側のドアを壊した」っていうなら、

「バックしてる最中、見やすいようにドア開けたら柱に引っかかって壊れた」という推測もできますが、

流石に助手席側のドアを開けてバックする人は見たことないです。

もう、どこかにフルスピードでぶつけたとしか思えない。


このことを聞かされる半年ほど前、

私がまだ高校に通ってて、その日は祖母の運転で学校に来たので、

帰りは家に電話したら、父親が出たんですね。

で、父親なら「めんどくせえなぁ」とか言いながらも迎えに来てくれるので、

とりあえず校門前で待ってたら、

この父親、車の両サイドミラーをぶっ壊して華々しく登場。


それでビックリしたことあるんですけど、

キツネ君は私の父親よりも恐ろしい偉業を、運転1ヶ月で見事に達成。


私的に、こいつはマジで大物になると思います。




CASE3:MC5(マジで窒息5秒前)

【2008/5/22更新】

これまで、小学時代の話は、小学時代の同級生や親友に関する話でした。

しかし今回は全く違う話になります。

なお、結構痛々しい話ですので、

血生臭いことが極端に嫌いな方は、読むのを遠慮されるといいかもしれません・・・

・・・まあ、それほど血生臭くもないんですけど、一応ってことで。




小学5年生くらいの時の話です。


私の町内では、小学生でメンバーが構成される会がありまして、

クリスマスパーティとか、色々と企画していたんですね。

まあ、たぶん企画していたのは大人達だとは思いますが、

実際に直前に準備したりするのは、小学校高学年の子供達でした。


で、その時この会で企画したのが、「山の中でのキャンプ」だったんです。


最近は海にこそ行くものの、山には全く行かなくなりましたが、

当時の私、海も山も関係無しに、よくキャンプに行っておりました。


なのでキャンプには結構慣れていたのですが、

あれほどキャンプで痛い目に遭ったのは、最初で最後です・・・




企画を実行に移したのは、ちょうど夏休み頃。

参加者もそこそこに集まり、子供の会とはいえ、

山の中でのキャンプで、結構危ないので、保護者同伴。

そこでたしか1泊だけする予定だったと思います。


着いたのは「山の中」というより、「山のふもと 」という感じのキャンプ場。

そこにテントを建てて一泊するのですから、

実にお手軽なもんです。ただ、どちらにしろ蚊は大量にいたのですが・・・


で、事が起きたのは到着した日の夕方頃。

その時まで子供同士で暴れ回り、既にテンションは最高潮だった私。


ちなみに小学時代の私、同級生よりも下級生に友人が多く、

特に一つ下の学年には、結構たくさん親友がいました。

それが今では年上の方が話しやすいというのですから、不思議なものです。


で、暴れまわってる面子の中の誰かが、突然こんなことを言い出したんです。


A「カブトムシ取りの罠仕掛けに行こう!」


その時、山の中のキャンプということで、カブトムシ用の罠を仕掛ける予定だった私。

各自、家で罠を準備してくるという約束だったので、

罠の数は一つだけでなく、結構あったと思います。


で、その時テンションが上がりに上がっていた私、

「おー!」と言って天に向かって拳を突き上げ、早速駆け出します。

もしこれを一人しかやっていなかったなら、痛々しいだけですが、

その時は全員のテンションが上がっていたので、全員で恥晒しです。


で、駆け出した先にあったのが、こんな坂道。






うん、絵の下手さは相変わらずですが、そこは目を瞑ってください。


図を見てわかるように、坂道の終了地点とほぼ同じ位置に溝があり、

たぶんこの溝は、不要になった水等を流すためにあったものだと思います。


あと、右の方に変なのがありますが、これは矢印の先にある説明の通り、

キャンプ場には、こんな形をしたコンクリート製の火鉢みたいなものがあるんです。

この中に火種や炭を入れ、火が安定したら上に金網を乗せて、

その金網の上で焼肉をしたりする!というものです。

わざわざ描いたからにはこの後にも関わってくるので、

とりあえず近くにあった、ということだけ覚えておいてください。


で、その時坂道の上にいた私達、

小学生なので、坂道は当然フルスピードで駆け下りようとしますが、

その先に溝があるので、注意する意味もあって、ある程度減速します。


しかし私、ここで何を思ったか、減速せずにフルスピードで駆け下りました。


まあテンションが上がりすぎてて、無駄に競争意識を持っていて、

ここでブレーキをかけなければ、トップに立てる!と思ったのです。

溝なんて跳び越えれば大丈夫!と思って。


まあ、結果的に自分の速度がわからず、跳ぶタイミングを間違えて、

溝に足を引っ掛け、物の見事にズッコケましたが。


そしてここで登場するのが図にあった「キャンプ用火鉢」です。

この「凹」のような形をした火鉢、先ほども説明したように、コンクリート製なんです。

(まあ、仮に鉄製だったら熱が伝わって大変ですから)


で、溝に足を引っ掛けて前のめりに倒れる私、

体が斜めに倒れ行く中、視界に移ったのが、このキャンプ用火鉢。




「あっ・・・」と思った次の瞬間、火鉢が直撃しました。胸に。




この直撃した位置が実に絶妙な位置で、

何ていうんでしょうかね・・・左右の胸のど真ん中というか、

ちょっと変態的な考えでいうと、胸の大きい女性の、谷間ができる位置です。

変態的な考えの説明の方が明らかにわかりやすい気がしますが、そこはスルーで。


当たった瞬間、「ドグッ!」みたいな感じの嫌な音がして、視界が揺れました・・・


で、そんな位置にコンクリート製のもの、

更にフルスピードで走り、その勢いもそのままに胸に衝撃を受けた私。

何しろ位置が位置なので、息が詰まりました。


しかもこの「息が詰まる」というのが、一瞬では終わらず、

「いってぇー!」と叫ぼうとしたのに、声が出ない。


これはマズイ!とにかく落ち着こうと思い、

「スー、ハー」と深呼吸しようとすると、

「スッ、ハッ」と、口の中を空気が循環するだけ・・・




もう小学生ながらに、あの一瞬は死を覚悟しましたね・・・

こんなバカなことで死ぬのかなぁ、と本気で思いました。

だって咄嗟に私の頭に浮かんだのは、肋骨が折れて肺や心臓に突き刺さるという、

テレビでよくあるハプニングエピソード。

あれと同じことが起こったとしか考えられませんでしたもの。小学生だから。




で、その時近くに偶然保護者の一部がおりまして、

この中にいたのが、頭がよくて、運動もできる同級生、「ユウ」の父親。

このユウ家にはしょっちゅう遊びに行っておりましたので、

この父親の姿も、何度か見かけたことはありました。


で、もがき苦しむ息子の友人を見て、ゆっくりと立ち上がり、近づいてくるユウ父。

私もその姿が見えましたが、呼吸ができずに苦しんでいるのに、

焦らず騒がず、ゆっくり近づくユウ父の姿を見て、

本気で「殺される!」と勘違いしてました。


まあ、当然その推測は違っていて、私の背後に立ったユウ父、

何をするのかと思ったら、暴れる私の両肩を掴みます。


この時点で何をする気なのか察し、「え?何?まさか?」と思う私。


そして予想は大当たり。


グイッ、グイッ!と二回背中を押してくるユウ父。


この時、ただでさえ胸を怪我して痛みに耐えていた私。

そこへ無理矢理胸を張らされた状態になるので、とんでもない激痛が。




私「ギャアアアアアアアアア!!」




あっ、声出た・・・


この時久しぶりに声が出せて、試しに深呼吸したところ、

空気が美味かったです。いや、こんなに酸素って美味しいんだなとマジで思いました。


ユウ父「どうや?治ったか?」


私「大丈夫です」


この時、胸には先ほど以上の痛みが残っていたのですが、

ここで「まだちょっと」と言ったら、何をされるかわからないので、

とりあえずユウ父には大丈夫と思わせておくことにしました。


そして改めて周囲の状況を確認すると、足りないものに気付きます。


アイツら・・・逃げやがった・・・


一緒にカブトムシの罠を仕掛けに行くはずだった友人達がいません。

どこに行ったのかわからないし、仕方なくショボショボと一人テントに戻ると、

早々と寝ることにしました。もう色んな意味で疲れたので。




が、何やら右の足先がおかしい・・・

ズキズキ痛みます。溝に引っ掛けた時に傷つけてしまった様子。

確認したかったのですが、既に外は暗く、全く見えなかったので諦めて就寝。




翌日、後片付けを済ませ、簡単な連絡を終えると、

すぐに車に乗り、帰宅。私達は家の車で帰ることに。


で、車の中でも右の足先がズキズキとまだ痛むので、

流石にヤバいかな・・・と思いつつ靴下を脱いで確認すると、

爪がバリバリに割れ、血まみれになった親指が出現。


これは母に見つかったらマズイ!と咄嗟に判断し、

急いで靴下を履いて何食わぬ顔で窓の外を眺めておりました。


そして家に帰ると、傷口を洗い流し、割れた爪を無理矢理引き剥がし、

これで大丈夫だろう!と勝手に判断して、あとは放置。


まあ実際、あれで何も影響は無かったのですが、

下手すると細菌とか入っていた可能性もあるし、危なかったかも・・・


ちなみに胸の方は、ちょっと青くなり、ちょっと凹んだ感じが。

青あざはすぐに取れましたが、凹みは7年近く経った今でも残ったままです・・・




しかし悪夢はこれだけでは終わりません。

胸と右足の親指を負傷して帰宅した私ですが、

夏休みはまだ終わっていません。


小学生の夏休みといえば、毎朝のラジオ体操です。


当時から不真面目だった私ですが、これに行かなければ親に怒鳴られるので、

渋々早起きし、近所の集合場所に行っておりました。


しかし今の状況・・・右足の爪は割れ、胸は青く凹み、歩くのもやっと・・・


俺は生きて帰ってこれるのか?と思いながらも出陣し、

集合場所に行き、頑張って体操しましたが、予想通りにひどかったです。


とにかく足に体重をかけると、右足がズキズキ痛むし、

ちょっと上半身を動かすだけで、肋骨が移動したような痛みが走る。


そんな中でも頑張って体操してた私ですが、とにかく必死でした。



未だに覚えてるのが、最後の方にあるジャンプするやつ。

普通に跳んでいるだけでも肋骨が暴れてる感じがするし、

「ハイ、開いて、閉じて、開いて、閉じて」では、

リズムに合わせて右足に激痛が走ります。



しかしこれさえ終われば!と思い、必死の思いでこなし、

専用のカードにスタンプを押してもらうと、やっとしゅうりょ・・・


6年生「よし、じゃあ町内走るか」


・・・えーと、説明します。

この町内では、「ラジオ体操を終えたら町内を一周」という、

余計な運動をやらされるのです。

私、それまでは町内の友人と競い、毎日全速力で走っていたのですが、

流石に溝で爪を割り、胸にコンクリートの塊をぶつけた今は無理。


これはヤバい!と思い、こっそり一人で帰ろうとしたのですが、


ユウ「manoyoshi、帰るんけ?」


そして突き刺さる町内中の子供、約30人分の痛い視線・・・


う・・・これは・・・しかし怪我が・・・


迷った挙句、結局列に並ぶ私、根性無しの11歳・・・


そして保護者の合図と同時に走り出すのですが、これまた予想以上にひどかった。


ちょっと跳ぶだけでも痛いのに、町内1周、およそ300メートルくらい。

これをずっと走り続ける!というのは、正直キツいなんてもんじゃない。


激痛に耐えて走っていると、下級生に追い抜かれる私。


今は否定はしませんが、当時は平均的体重だった私、

運動神経も悪くは無かったので、これは悔しい!負けてられるか!


しかしペースを上げようとしたら右足に激痛が・・・


クッソー!クッソー!不公平だ!と思いながらもなんとか走りきりましたが、

怪我をする前は、上級生だったこともあり、そこそこ前の方でゴールしていた私。

しかし怪我をしただけで、下級生のビリから更に100メートルほど遅れてゴール・・・


ユウに至っては、既に帰宅してました。


そして家に帰宅すると、どこにも遊びに行けず、

家の中を移動するのも、足を引きずり一苦労。

風呂に入ると、爪が割れて剥き出しになった肉の部分に冷水が直撃。

そして明日のラジオ体操の恐怖に怯えながら就寝・・・


そんな毎日を夏休みの間送っており、

まあ、夏休みの間にほぼ完治したのでよかったのですが、

あの足で体育の時間に裸足でサッカーとかやったら、今頃右足の親指無いかも・・・




そんなこんなで、右足と胸を負傷し、胸はちょっとした凹みを残して終わった夏休み。

今でもその凹みを見るたびに、「開いて、閉じて!」の時の激痛を思い出します。



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