素晴らしき親戚家



最近中古本屋によく行きます。

ほとんどCD欲しさにうろついてるんですが、

「CDだけ買うのも変かな?」と思ってついつい本も買っちゃって、

で、結局家に未読本が溜まっていくという無限ループ・・・


ノフィァ。manoyoshiです。


昔はこれでも結構な読書家だったんです。

高校時代は金が無かったので、本っていうのは絶好の時間潰しでした。

中古で買えば下手すると100円以下だし、面白いところは面白いし、

何といっても1ヶ月に2冊程度のスローペースで読んでたので・・・


でも最近は他にも色々したいこと、することができて、そんな暇無い。

これでも成長したっていうのかなぁ・・・と思う毎日です。




CASE1:全てはここから・・・

【2008/5/6更新】

私の母親の親の家、つまり親戚の家の話です。


私、この親戚の家がホント好きで、子供の頃はよく行ってたんです。

3人暮らしで、母の兄・母の母・母の父で暮らしてたんです。

(「母の母」とか曖昧なので、ここでは伯父・ばあちゃん・じいちゃんと呼びます)


まあ、伯父が結婚してないので3人家族だったわけですが、

そんなの関係無しに、他の家に遊びに行くのって面白いし、

遊びに行くと何か買ってもらえるのがホント嬉しかった。


で、そんな「第2の実家」的な親戚の家に行くのが楽しみだったので、

我が家では、その親戚達のことを「○○(住んでるとこ)」をつけて、

「○○のじいちゃん」「○○のばあちゃん」「○○のおんちゃん」と呼んでました。

最後だけ「おじさん」じゃないのが変ですけど、まあ子供の頃の話ですので・・・


そしたらある日、

小学6年くらいの時かな?突然母親に呼び出されまして、

一体何事かと思ったんですよ。

その時の私、悪いことした覚えないし、

それなのに呼び出されたことなんて、今までに一度もないし、

ホントに何なんだ?と思ったら、車に乗せられて、

国道を走る車の中で説明を受けました。




母「いや、○○のばあちゃんがな・・・」

母「死にそうなんやって・・・」




・・・今にして思う、今にして思うんですが、

なんでダイレクトに伝えるんですか?


いや、気が動転してたのはわかりますけど、それでも少しはオブラートで包んで欲しかった・・・

それ聞いた私も動転したどころじゃない。頭の中が真っ白になりました。


私、その親戚の家ではそのばあちゃんが一番好きで、

じいちゃんは何でも買ってくれるけど、仕事で忙しかったし、

その点ばあちゃんと遊んだことの方が多かったんですね。


当時、ばあちゃんは足を骨折したか何かで悪くしてまして、

一度お見舞いに行ったら元気だったんです。

で、足の治療に集中してたら、癌の発見が遅れたと・・・




そのばあちゃんが・・・

で、一度会いたいと言うので、

病院に見に行ったら、ガリガリに痩せたばあちゃんがいて・・・

それを見たら「これが人間なのか?ばあちゃんなのか?」と思うほど・・・


いや、こういう話でよく「ガリガリに痩せた」って聞きますけど、

あれってホントやばいです。初めて見たら心臓止まる人もいるかも・・・

「骨と皮だけ」って表現がそのまま体に出てる感じというか、

尋常じゃない痩せ方してるというか・・・




で、それ以後「いつ連絡来るかわからない」状態が続いて、

授業中も、それこそばあちゃんのことしか考えてなくて、

こんなことしてる間にも苦しんでるんだろうなあとか、

できるならこの健康な体に苦しみを分け与えて欲しいとか、

小学生なので癌の痛みなんてわかりませんので、そんなことまで考えてました。




そして、そんな大事なことも忘れ始めたおよそ3ヶ月後・・・

その日は土曜日か何かだったので、私が家で昼食を食べていると、

それは突然やってきました。


部屋に父親が駆け込んできて、




父「おい!聞いたか!」

父「○○のばあちゃんが死んだってよ!


妻が妻なら、夫も夫かい!


もう少し優しく言ってくれよ!って話ですよマジで・・・

一瞬心臓止まって、こっちがばあちゃんの後追うところだったじゃないか・・・




その後は葬式やら何やらで、色々ありました。

一度も見たことのない、伯父の泣いたところを初めて見ました。


ですが、私、感動なんて普段はしない方でして、

なんか全然悲しみも何も感じなかったんですね。

確かに連絡を受けたときは衝撃を受けたものの、

なんか、ばあちゃんに会えないって感覚が全然なくて・・・




しかしそんな私にも限界が・・・




火葬する前にばあちゃんの体に触れる機会があって、

参列した人みんな、死体に触れた途端に泣き出して、

それはそれで異様な世界だったわけですが・・・


私もこの瞬間は泣きそうになった・・・


すっごい冷たいんですよね、死体って・・・

氷ほどっていうわけじゃないんですけど、

例えば人間って寒い中ずっといると、頬が冷たくなってますけど、

感覚的にはあれに触れたときに近いです。

でもなんか、温度とは違う冷たさを感じたような・・・


その後、帰りの車の中で母が泣きっ放しだったのが印象的でしたが、

これが序曲ということには、私も気付きませんでした・・・




CASE2:変わりすぎた一家

【2008/7/13更新】

すっかり更新が遅れてしまいました。


なんか前回の更新だけ見ると、「なんか、つまらんなぁ・・・」と、

更新してる私自身が思っちゃったんですよ。

おまけにPCの調子が悪くて、更新もなかなか上手く進まなかったですし。

(この時の心境に関しては、こちらをご覧ください)


ただ、前回続編予告は一応しておいたし、ちゃんと更新はします。

前回の更新は、所謂「前フリ」です。

ここからようやく、ネタらしくなってきますし。




「世の中、変わらない人間なんて居ないよ」


という、よく言われている言葉。

私、この言葉を信じてるか信じてないかっていうと、

一人や二人くらい居るんじゃないの?と思うので、あんまり信じてないです。

ただそう言う私自身は、大きな変革期を何度か経験してきたし、

やっぱり性格が変わらないままの人とかなんて、ほとんどいないんじゃないか?と思います。




そして今回は、一家唯一の女性であったばあちゃんを失い、

悲しみの底に沈む親戚一家の、豹変していく様をお伝えします。




さて、ばあちゃんの葬式から何ヶ月かの月日が流れました。


いくら世話になった人とはいえ、所詮親戚一家の一人。

「ばあちゃんがいなくなった」という実感もなかなか沸かず、

私はその存在を、思い出の一つとして記憶することしかできなくなりました。


で、夏休みに「親戚の家に行こう」と母親から誘われたのです。

しかし夏休みということは、お盆の間なわけで、

「墓参りしに行こう」ということは明らかなわけで、

ハッキリ言って仏教どころか宗教全体に対して全く興味が無い私、

「行かない」という常識外れの選択肢を選び、家に引きこもっておりました。




ところが、親戚の家に泊まりに行くはずだった母親一行、

なぜか日帰りでそのまま帰宅。


当然父親が「どうした?」と質問して、色々な話を聞きました。


情報@:伯父の部屋が凄いことになっていた。

情報A:じいちゃんの前髪も凄いことになっていた。

情報B:なんか、あちこちの部屋がヤバかった。




この時私は思いました。

行けばよかった・・・


当然ですけど、墓参りに急に行きたくなったわけではなく、

親戚一家の豹変ぶりが気になっただけですが、

とにかく、ちょっと行かなかったことを後悔しました。




そして、夏休みから数ヶ月の月日が流れ、

今度は年末年始、冬休みが始まります。


年末年始といえば、お正月。・・・よりも、お年玉。

お盆の時は何の得も無いので全く行く気にもなれなかったのですが、

流石にお年玉が貰えるとなれば、行かないわけにはいかず、

一家がどれほど豹変しているのかも気になりますし、

今回は行くことにしました。




そして時は冬休み。

年が明け、いよいよ親戚の家に到着し、車を降りる一行。

玄関の戸を開け、「あけまして以下略」の挨拶を言い放つと、

早速じいちゃんが出迎えてくれたのですが・・・




あれ?


じいちゃん・・・髪染めた?


それまで全て白髪で通してきたじいちゃんですが、

なぜか前髪だけが、不自然な薄い茶色。


なんか、「自分で染めた」というより、

「誰かに無理矢理染められた」みたいな感じ。


しかしなぜじいちゃん、70近くにもなって髪を・・・?


もう何が何だかわけがわからないまま、廊下を歩くと、

なんか廊下の隅の方は、やけに埃が溜まってます。


嫌な予感を隠し切れないまま居間に通されると、

そこはいたって普通、何も変わってませんでした。よかったよかった。


そしてその後、線香上げたりした後、

「伯父の部屋に行こう」ということになり、

またしても埃まみれの階段に出迎えられながらも、

伯父の部屋に到着。


聞いた話によると、ここが一番凄まじいらしい・・・

恐る恐るドアに手をかけ、バッと開けると、




とんでもない量のゴミ袋の山が出迎えてくれました。


最近やってないですけど、その頃テレビで「ゴミ屋敷」についてよく特集されていて、

面倒臭がりで掃除嫌いな私ですが、「流石にあそこまでは・・・」と思っていたのです。


しかし現実に目の当たりにすると、かなりヒキます。


この光景がどれほど私に衝撃を与えたのかというと、

その頃の私、「結婚なんてしない」って心に決めていたんです。

まあ、「しない」っていうより「できない」んですけど。


でも伯父の部屋にゴミの山が築かれているのを見たとき、

結婚しないと、こうなるんだな・・・とつくづく身に染みました。

ちなみに、それでも未だに「結婚なんてしない」と決めているんですが・・・




で、その後は居間にいたり、伯父の部屋にいたりしたんですけど、

これは我慢できん!と思い始めた私。

居間はコタツが大きすぎてなかなか暖まれないし、

伯父の部屋が暖かいけど、ゴミの山がすぐそこにあるし、

何より反抗期真っ只中。一人になりたい。


そこでまあ、昼間なのにちょっと恐かったですけど、

ばあちゃんの部屋にでも行こうかな、と思いまして。




で、ばあちゃんの部屋に来たわけですが、やっぱり恐い・・・

なぜか部屋の奥に、気配を感じるような気がする・・・

いや気のせいだ!そんなの思い込んでるだけだ!

そう自分に言い聞かせ、バッと扉を開けると、




思い切り扉を開けたせいで、埃が目の前に舞い上がる。


う、うおおお!

今まで色々な豹変を目の当たりにして、

ショックを受けながらもなんとか立ち直ってきたけど、

いくらなんでも、これはヤバい。


そもそも私、アレルギー体質でして、

食べ物に関しては、カニ、エビ、ブドウなど、なぜか美味いものが食べれず。

その他当然のように花粉症、ダニアレルギーなど、

「アレルギーマニア」といっていいほどのアレルギー体質なのです。


で、そんな私、当然埃もダメなのですが、

この部屋の他で、まともに(ここ強調)一人になれる部屋なんて無いので、

諦めて部屋に入ると、早くもくしゃみ連発。




なんていうか・・・私、こんな体質のせいで、

部屋の掃除をするのさえ、一苦労なんですよ。

徐々に埃が舞ってくると、逃げ出したくなりますし。


しかしこのばあちゃんの部屋はどうか?というと、

「徐々に」ではなく、いきなり「ピーク」に達してます。


しかも寒いのでコタツに潜り込んだのですが、

そこは埃の発生源の一つになっているようで、身動き一つで埃がバーッと・・・

とりあえずテレビをつけると、M−1がやっていて、

まあそこそこ笑えたのですが、

笑って身を震わせるたびに、埃が舞うんですよね。


で、ばあちゃんの部屋に避難してから5分が経過しましたが、

目は真っ赤で、鼻水ダラダラ、くしゃみ連発。

ゴミ箱が無いので、周りにはティッシュの山が築かれておりました。


家にいても暇だし、どこか遊びに行こうと誘いに来た母親も、

「大丈夫?」といきなり心配する始末。


あんまり辛いし、目がショボショボして痒くて堪らない。

頭の中で思い出すのは、あの辛い辛い、花粉症の季節。

まさか冬に、花粉症のピーク期を体験するとは思いませんでした・・・


とにかく寝ようと思いまして、そのまま帰る時になるまで寝てました。




で、あれから数年経ち、

その間にも何度か親戚の家に遊びに行っていますが、

それまで、「年に2回」行っていたのに、なぜか「年に1回」に減ってしまいました。

ちなみに、その疑問については誰も口にしません。




で、じいちゃんの謎の前髪ですが、母親が笑いながら教えてくれました。


煙草を吸いすぎると、前髪が茶色くなるんですね。

また一つ、無駄知識が増えました。




更に、50にもなって結婚もしていない伯父ですが、

まあ、50になっても結婚しないっていうのは割と聞きますし、

それでも仕事できるならいいんじゃない?と思っていたんですが、

母親に「実はニート」宣言され、あっさりと無条件降伏です。


いや、ニートっていっても、じいちゃんの仕事を手伝っているみたいで、

実際はニートっていうより、「半ニート」なんですけどね・・・




そして最後に、これは今年の話なんですけど、

学生生活最後の正月ってことで、お年玉も最高額だったんですが、

親戚の家に行ったとき、不意に尿意が・・・


ちょっと慌ててトイレに駆け込んだのですが、

そこのスリッパに、明らかに「ウンピー」らしき物体が付着してました・・・




社会人となり、お年玉も貰えなくなった今、

来年も行くのかどうしようか、心底考えさせられます。



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